日本の森を守るために

        

          ☆~☆~ CONFE JAPANの活動 ☆~☆~

 

【これまでの活動】

 ・北海道大雪山国立公園内の国有林における違法伐採の摘発

   ⇒林野庁に実態調査を行わせる成果を生み、今後の違法な乱伐行為の歯止めとなった。

・西中国山地国定公園・細見谷渓畔林を縦貫する大規模林道(緑資源幹線林道)に関わる住民訴訟の支援、

・熊本県天草の路木ダム訴訟の支援 

  ・沖縄県やんばるの森林を破壊する林道建設と皆伐を止める活動と訴訟 

  支援

   ⇒県の事業で、莫大な国の補助金を受けた林道網の整備計画を破綻に追い込み、森林保全に向けて大きな一歩を踏み出す成果を上げてきた。

CONFEが独自に調査・収集した客観的データに基づく、林野庁など国の機関や自治体に対する政策提言活動

  ・アメリカ、イギリスから生態学者を招致し、国際的な森林シンポジウム

   を開催

その他北海道、沖縄でのシンポジウム開催や、森林生態系保全の啓発活動

 

【当面の活動目標】

 1 全国の緊急性の高い森林生態系の保護・保全・再生を目的とする。

特に全国の天然林の保護保全のために、各地の運動、訴訟のための森林調査や支援活動を行う。

 2 特に北海道と沖縄県では、大雪山国立公園を中心に道内の国立公園

   内と沖縄やんばるの天然林の実態を調査し、天然林が保全されるよう

   伐採を中止させるべく、国と沖縄県に対する政策提言を行う。

  

 <具体的な目標>としては、

   国立公園内の天然林伐採を直ちにすべて中止させる

   やんばるに計画されている全ての林道建設を完全に中止させる

   やんばるにおける県有・村有の天然林は伐採せず、保全させる

   国立公園内及びやんばるにおける公有天然林の施業、管理はすべて、木材生産の視点ではなく、生物多様性保全の視点から行われるようにする

 

NEWS!「人工林間伐施業に新たな動きー細見谷渓畔林域

 2017年8月24日、西中国山地国定公園内の細見谷渓畔林域(廿日市市吉和)の人工林の間伐をどのように進めるかという点について、広島森林管理署から意見を聞きたいとの申し出が有り、広島森林管理署署長、総括森林整備官、主任森林整備官の3名と会見しました。
 この場では今後の森林施業に関しても意見は述べておきましたが、今回は人工林の複層林化が主なテーマです。
 細見谷渓畔林域は林道問題を通してその希少性、貴重さに鑑みて、従来型の間伐施業を見直し細見谷の生物多様性の維持と生物生産性の向上をはかるという視点で計画を作りたいとのことです。
そのために、いくつかの基本的考え方を提示しておきました。

1.河畔の人工林は時間を掛けて強間伐し、斜面の崩落を防ぐとともに河川生態系の多様性を回復すること。
 砂防、治山ダムもできる限り撤去ないしはスリット化を進める(ただし細見谷周辺にはそれほど多くはない)
2.間伐に際して開設する作業道は中腹に1本だけに限定し、沢を跨ぐことはしない。これまでの小林班単位の施業ではなく、沢と沢にはさまれた
小面積を作業単位とする。
3.渓畔林周辺は切り捨て間伐とし、材の搬出はしない。さらに渓畔林上部の人工林も間伐材は斜面上方へ搬出し、既設の林道を利用する。
4.中腹の間伐材は表土層を痛めないような施業をおこなう。間伐の方法は列状間伐(1列だけ間伐しその列の間隔は3-5列で帯状間伐はしない)
かその応用となる可能性有り。列状間伐は斜面に沿って鉛直方向に行うが、所々、斜面水平方向にも切り捨て間伐をして表土層の流亡を防ぐ。
5.強間伐跡地はできるだけ埋土種子からの実生から再生を計るものとし、植林による移入はしない。
などが主な内容です。
 基本的に沢筋を破壊しない方法をきめ細かく配慮して行うことが計画の基本となりそうです。こうした施業の結果、どのように多様性が回復するかは追跡調査が必要となるでしょう。

 ただ、問題はこうした計画をもとに入札をしたとして、これに答えられる技術を持つ業者がいるかどうかです。

 ちなみに、このたびの事業計画では地域での天然林には手をつけないこととし、今後もここでの皆伐はなさそうです。

 西中国山地国定公園の特別保護地区(ツキノワグマのサンクチュアリー)への指定へ一歩前進かも知れません。